●アコウ●
《学名》
Ficus superba var. japonica. .
《科名・属名》
クワ科
《分布・生育地》
日本では、紀伊半島及び山口県、四国南部、九州、南西諸島などの温暖な地方に自生。他の植物が生育しにくい石灰岩地の岩場や露頭に、気根を利用して着生し生育している。
《特徴》
樹高は約10〜20メートル。樹皮はきめ細かい。幹は分岐が多く、枝や幹から多数の気根を垂らし、岩や露頭などに張り付く。新芽は成長につれ色が赤などに変化し美しい。葉は互生し、やや細長い楕円形でなめらかでつやはあまりなく、やや大ぶりで約10〜15センチ程である。年に数回、新芽を出す前に短期間落葉する。ただし、その時期は一定ではなく、同じ個体でも枝ごとに時期が異なる場合もある。5月頃、イチジクに似た形状の小型の隠頭花序を、幹や枝から直接出た短い柄に付ける(幹生花)。果実は熟すと食用になる(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
ツマムラサキマダラ、イシガケチョウ。
《蝶の幼生期写真解説》
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影
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