イリオモテクマタケラン

《学名》
 
Alpinia flabellat
《科名・属名》
 ショウガ科 ハナミョウガ属
《分布・生育地》
 沖縄(西表島、石垣島)、フィリピンなどの固有種。
 海岸に近い林下、薄暗い森林の山道で見かける人の背の高さくらいになる大型植物。
《特徴》
 草丈1〜3mの多年草。
 葉は長楕円状披針形で、長さ30〜40cm、幅4〜5cm。先は尖り、毛はない。
 花は穂状の円錐花序となって、下部から10〜20cmの2〜3個の長い枝を出す。花穂は長さ5〜10cm。
 花冠は基部から7mm程度まで癒着し、黄白色。唇弁は肉質でややT字形となり、長さ4mm程度。
 ?果は球形で直径6mm程度、橙黄色に熟す。
《食草としている沖縄の蝶類》
 シロウラナミシジミ
《蝶の幼生期写真解説》

 
幼虫の写真は、全て新田智撮影。西表島のシロウラナミシジミは、迷蝶と飛来してきた後、主にシュクシャの花で発生を繰り返す。しかし、花期が終わった後、生き延びた個体郡の♀は食草を求め分散し、イリオモテクマタケランで細々と発生したと思われる。迷蝶から移動蝶となりそのうち定着化となる可能性が、こういった自生の固有植物の有無にかかっているような気がする。

 
   
シロウラナミシジミ終齢幼虫 西表島  2003年3月23日 シロウラナミシジミ終齢幼虫 西表島  2015年6月16日    
 『蝶類生態図鑑』からは蝶の種類から食草を見る事が、この『沖縄蝶類食草図鑑』からは、蝶の種類が見れるように、植物名とそれを利用する蝶類が相互にリンクできたらと思っています。そして今後は可能な限り野外での写真をと思っています。 ホームへ 沖縄蝶類食草図鑑インデックスへ
《謝辞》
 今まで「沖縄蝶類・食草図鑑」は、“沖縄昆虫同好会”のブログをリンクさせていただいてました。改めまして、相乗りリンクさせて頂きましたこと、比嘉正一会長をはじめ沖縄昆虫同好会の皆様に重ねて御礼申し上げます。
なお、“沖縄昆虫同好会”のブログでは、会の案内と最新の活動案内の他に、植物について知識が豊富な比嘉会長が沖縄の蝶類の食草について、写真を用い詳しく解説しています。植物の写真をご覧になりたい方は“沖縄昆虫同好会”のブログから、「ブログ内検察」で検索お願いします。植物の写真とともに解説が表示されます。“沖縄昆虫同好会”のブログはこちら!!。
《参考資料》
 増補改正 琉球植物目録(初島住彦・天野鉄夫・1994年)
 日本産蝶類幼虫食草一覧(仁平勲・2004)
 沖縄県の蝶・記録された島と食草(沖縄昆虫同好会・2013年)

★植物の学名・特徴などはインターネットの検索で引用させて頂いてます。ネット引用;“沖縄昆虫同好会”のブログほか。