オガタマノキ

《学名》
 
Michelia compressa.
《科名》
 モクレン科 オガタマノキ属。
《分布・生育地》
 日本列島の本州の関東中南部以西と四国の海岸部、九州の低地、南西諸島に分布。
《特徴》
 葉は倒卵状楕円形でやや肉厚の革質、表面には強い光沢がある。2 - 4月にかけて芳香の強い直径3cmの花冠が帯黄白色で基部がやや紅紫色を帯びた花を、枝の先端近くの葉腋につける。通常樹高は10 - 15mの高木であるが、樹齢数百年を閲した木には20m以上に達するものも少なくない(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
 ミカドアゲハコモンタイマイ
《蝶の幼生期写真解説》
 
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。

 
     
アミカドアゲハ1齢 うるま市 2016年5月15日      
《参考・引用文献》
1)ミカドアゲハ:比嘉正一・長嶺邦雄「改訂・沖縄県の蝶ー記録された島と食草ー」2-182(2019).
《文献覚え書き》

 食草:コモンタイマイ若齢幼虫(オガタマノキ)沖縄県産 飼育1♂羽化 長谷川好昭「コモンタイマイの食草としてのオガタマノキ等」めもてふ(364)3982-3983(2024).