カンノンチク

《学名》
 
Rhapis excelsa.
《科名》
 ヤシ科 カンノンチク属。
《分布・生育地》
 中国原産。
《特徴》
 常緑の観賞用植物。常緑の低木で、短い地下茎を伸ばして繁殖。茎は直立して高さ2mまで、太さは2cm程に達する。茎は分枝することなく、その表面は古い葉鞘とその繊維で硬く包まれる。繊維は黒褐色だが、実際の樹皮は緑色。葉は茎の先端に集まって生じ、長い葉柄の先の葉身は長さ15-25cmほどで、掌状に4-8片に割れる。葉身には縦襞があり、表面に向かって膨らんでいて、先端は細かく割れ目が入る。葉質は硬くて緑が色濃い(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
 クロボシセセリルリモンジャノメ
《蝶の幼生期写真解説》
 
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。

 
 
       
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《参考・引用文献》
1)クロボシセセリ:比嘉正一・長嶺邦雄「改訂・沖縄県の蝶ー記録された島と食草ー」2-182(2019).
※本誌にはルリモンジャノメの記録なし.
《文献覚え書き》

 食草:クロボシセセリ、ルリモンジャノメ:仁平勲「日本産蝶類幼虫食草一覧」(2004).