●ササクサ●
《学名》
Lophatherum gracile.
《科名》
イネ科。
《分布・生育地》
関東以西〜沖縄の林地に生育。
《特徴》
茎は高さ40〜90cm、根茎は短い。茎は直立してまばらに叢生し平滑。葉は長さ10〜30cm、幅2〜4cm、茎の上部に数個つき、長楕円状披針形をしてササの葉に似ており、基部は丸く先は次第にとがり、質は薄く緑色・無毛。葉舌は短く切形。葉柄は長さ5〜7mm。花序は大きく円錐形、長さ20〜30cm、枝はまばらに出て偏側的に小穂がつく。小穂は細長い披針形をして背面はふくらまず、長さ7〜8mm、緑色を帯び、無毛又はまばらな毛があり、2個の苞穎と完全な第1小花及びその上部にある数個の不完全小花からなる。果実は細長い楕円形。花期は8〜9月(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
ネッタイアカセセリ、チャバネセセリ、、トガリチャバネセセリ、ユウレイセセリ、、マサキウラナミジャノメ、ヤエヤマウラナミジャノメ、リュウキュウヒメジャノメ、ウスイロコノマチョウ。
《蝶の幼生期写真解説》
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。
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