ササクサ

《学名》
 
Lophatherum gracile.
《科名》
 イネ科。
《分布・生育地》
 関東以西〜沖縄の林地に生育。
《特徴》
 茎は高さ40〜90cm、根茎は短い。茎は直立してまばらに叢生し平滑。葉は長さ10〜30cm、幅2〜4cm、茎の上部に数個つき、長楕円状披針形をしてササの葉に似ており、基部は丸く先は次第にとがり、質は薄く緑色・無毛。葉舌は短く切形。葉柄は長さ5〜7mm。花序は大きく円錐形、長さ20〜30cm、枝はまばらに出て偏側的に小穂がつく。小穂は細長い披針形をして背面はふくらまず、長さ7〜8mm、緑色を帯び、無毛又はまばらな毛があり、2個の苞穎と完全な第1小花及びその上部にある数個の不完全小花からなる。果実は細長い楕円形。花期は8〜9月(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
 ネッタイアカセセリチャバネセセリ、、トガリチャバネセセリユウレイセセリ、、マサキウラナミジャノメヤエヤマウラナミジャノメリュウキュウヒメジャノメウスイロコノマチョウ
《蝶の幼生期写真解説》
 
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。

 
     
リュウキュウヒメジャノメ若齢 国頭村 2009年6月29日      
《参考・引用文献》
1)ネッタイアカセセリ、チャバネセセリ、、トガリチャバネセセリ、ユウレイセセリ、マサキウラナミジャノメ、ヤエヤマウラナミジャノメ、リュウキュウヒメジャノメ、ウスイロコノマチョウ:比嘉正一・長嶺邦雄「改訂・沖縄県の蝶ー記録された島と食草ー」2-182(2019).
《文献覚え書き》

 食草:-.