●サツマサンキライ●
《学名》
Smilax bracteata Presl
《科名・属名》
ユリ科 シオデ属。
《分布・生育地》
沖縄各島に分布。
《特徴》
草丈は10m位にもなるつる性の半低木。茎は太くて分枝し、疎らに刺がある。葉は卵形〜長楕円形で、長さ5〜10cm、幅3〜13cm。先は急鋭尖頭で、厚くてややツヤがある。花は雌雄異株で、葉液から長さ5〜8cmの枝を出し、散状花序に多数の花をつけ、時には分枝して2〜3個の花序をつける場合もある。花色は黄橙色〜帯黄色、雄花の花被片は線状長楕円形で、長さ約5mm、開花時には著しく反り返る。雌花の花被片は卵形長楕円形で、長さ約2.5mm。果実(液果)は楕円形で長さ5〜7mm、黒熟する低地から山地にかけて生育する常緑のツル植物。ツルにはトゲがありそばにある植物に絡まって伸びていく(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
ルリタテハ。
《蝶の幼生期写真解説》
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。
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