シナガワハギ

《学名》
 
Melilotus officinalis subsp.
《科名》
 マメ科 シナガワハギ属。
《分布・生育地》
 東アジア原産の帰化植物。
《特徴》
 海岸の近くに多い。高さ50〜90cm、よく枝分かれする。葉は3小葉からなり、小葉は長さ1.2〜3cm、幅0.4〜1cmのくさび状楕円形で、浅い鋸歯がある。葉腋から長さ3〜5cmの総状花序をだし、黄色で長さ4〜6mmの花を多数つける。旗弁は広楕円形で翼弁とほぼ同長。萼は5裂する。豆果は長さ3〜4mmの広楕円形で、表面にでこぼこしたしわが多い。中に1〜2個の種子が入る。花期は5〜10月(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
 モンキチョウミナミキチョウキタキチョウハマヤマトシジミヒメ
ルビアシジミ
《蝶の幼生期写真解説》
 
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。

 
     
モンキチョウ終齢 古宇利島 2003年6月6日      
《参考・引用文献》
1)モンキチョウ、ミナミキチョウ、ハマヤマトシジミ、ヒメシルビアシジミ:比嘉正一・長嶺邦雄「改訂・沖縄県の蝶ー記録された島と食草ー」2-182(2019).
《文献覚え書き》

 食草:キタキチョウ1♀(シナガワハギに産卵)石垣島平久保 2023年5月15日 浜祥明「シナガワハギに産卵した石垣島産キタキチョウ」季刊ゆずりは98(2023).