シンノウヤシ

《学名》
 
Phoenix roebelenii.
《科名》
 ヤシ科 ナツメヤシ属。
《分布・生育地》
 中国原産の観賞用。
《特徴》
 小型から中型で、ゆっくりと2-3mまで成長する。葉は長さ60-120cmの羽状で、同一平面上の100枚程度の小葉から構成される。それぞれの小葉は長さ15-25cm、幅1cmである。色は灰色がかった緑色で、裏面が軟毛に覆われている。45cm程の長さの花序に小さな黄色い花を付ける。果実は食用可能な1cm程の核果で、ナツメヤシの果実に似る。別名;フェニックス(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
 クロボシセセリルリモンジャノメ
《蝶の幼生期写真解説》
 
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。

 
     
クロボシセセリ終齢幼虫(シンノウヤシ)名護市 2010年10月10日      
《参考・引用文献》
1)クロボシセセリ:比嘉正一・長嶺邦雄「改訂・沖縄県の蝶ー記録された島と食草ー」2-182(2019).
※本誌にはルリモンジャノメの記録なし.
《文献覚え書き》

 食草;ルリモンジャノメ卵・幼虫・蛹など確認した植物(アレカヤシ・マニラヤシ・コミノクロツグ・ココヤシ・ヤエヤマヤシ・ビロウ・シンノウヤシ*・トックリヤシ*)西表島星立・浦内・美田良・美原・大富 2022年6月20日〜24日 新田智「メモ蝶;西表島旅行II(2022年6月20日〜24日)」ありんくりん通信(57)1-16(2022).