セイタカスズムシソウ

《学名》
 
Chloranthus glaber.
《科名》
 キツネノマゴ科 イセハナビ属。
《分布・生育地》
 沖縄本島、石垣島、西表島 沖縄県の固有種。
 ※沖縄の物は6年に1回同調して開花し、結実後に枯れる1回繁殖型植物。又本種は台湾のアリサンアイと同一種とされていたが、台湾のものは毎年開花する多年草で、形態的には良く似ているが生態と分布の違いで別種となるそうだ。
《特徴》
 亜低木状多年生草本(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
 タテハモドキコノハチョウリュウキュウムラサキ
《蝶の幼生期写真解説》
 
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。

 
 
       
     
《参考・引用文献》
1)タテハモドキ、コノハチョウ:比嘉正一・長嶺邦雄「改訂・沖縄県の蝶ー記録された島と食草ー」2-182(2019).
 ※本誌にはリュウキュウムラサキの記録なし。
 ※本誌ではアリサンアイ(セイタカスズムシソウ)で「あ」にあるが、双尾Uではセイタカスズムシソウを採用し「せ」にしている(理由は以下)。
 沖縄の物は6年に1回同調して開花し、結実後に枯れる1回繁殖型植物。又本種は台湾のアリサンアイと同一種とされていたが、台湾のものは毎年開花する多年草で、形態的には良く似ているが生態と分布の違いで別種となるそうだ(ネット参照
《文献覚え書き》

 食草;リュウキュウムラサキ「日本産蝶類幼虫食草一覧」(仁平勲・2004).