ソメモノカズラ

《学名》
 
Marsdenia var. tomentosa.
《科名》
 ガガイモ科 キジョラン属
 注.APG分類では、キョウチクトウ科(APOCYNACEAE)、属名以下学名変わらず。
《分布・生育地》
 南西諸島(トカラ列島以南)。林縁。
《特徴》
 長さ数mになるつる植物。
 つるは径約1.5ミリとやや細く、多少圧毛がある。
 葉は対生し、卵状披針形〜長卵状披針形で、長さ5〜13センチ、幅2〜5センチ。先は鋭頭、基部は円形〜浅心形、全縁。
 花は葉腋に集散花序となって、1〜1.5センチの花柄の先に多数つき、花冠は白色で鐘形で5浅裂し、裂片は卵形。
 果実(袋果)は披針形で長さ約5センチ、幅約1センチ、表面に多少毛がある(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
 アサギマダラタイワンアサギマダラルソンアサギマダラスジグロカバマダラ
《蝶の幼生期写真解説》
 
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。まだ、この食草から見つけた事がない

       
       
《参考・引用文献》
1)アサギマダラ:比嘉正一・長嶺邦雄「改訂・沖縄県の蝶ー記録された島と食草ー」2-182(2019).
 ※本誌にはタイワンアサギマダラ、ルソンアサギマダラ、スジグロカバマダラの記録なし.
《文献覚え書き》

 食草;アサギマダラ、タイワンアサギマダラ、ルソンアサギマダラ、スジグロカバマダラ:仁平勲「日本産蝶類幼虫食草一覧」(2004).