タイヌビエ

《学名》
 
Echinochloa crus-galli var. oryzicola.
《科名》
 イネ科 ヒエ属。
《分布・生育地》
 北海道〜沖縄の水田やあぜ、排水溝の縁などに生育。
《特徴》
 水田の強害草である。茎は高さ40〜90cm、直立し基部は叢生、黄緑色を帯び平滑。葉は長さ10〜20cm、幅8〜12mm、黄緑色・無毛、根元の葉の基部には上向きの白い毛が密生する。葉舌はなく、葉鞘は平滑・無毛。花序は淡緑色、長さ10〜15cm。小穂は狭卵形、長さ4〜5.5mm、短い毛と剛毛が生え、長い芒をつける。第1苞穎は長さ2.5〜3mm、第2苞穎は卵形、4.5〜5mm。第3穎の芒は3〜10mm。果実は広倒卵形、乳褐色、長さ2mm。花期は7〜8月(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
 ヒメイチモンジセセリ
《蝶の幼生期写真解説》
 
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。

 
   
ヒメイチモンジセセリ卵 うるま市 2015年4月7日 ヒメイチモンジセセリ若齢 うるま市 2014年11月10日    
《参考・引用文献》
1)ヒメイチモンジセセリ:比嘉正一・長嶺邦雄「改訂・沖縄県の蝶ー記録された島と食草ー」2-182(2019).
《文献覚え書き》

 食草:-.