タイワンクズ

《学名》
 
Pueraria montana
《科名・属名》
 マメ科 クズ属

《分布・生育地》
 奄美大島〜沖縄群島、台湾、南中国、インドシナ
 人里、田畑、原野、草原。
《特徴》
 大型の多年生蔓性植物。茎は長さ10m以上まで伸びる。葉は長さ10〜13cmの3出複葉で、葉の表は褐色の長毛があり、裏にも白灰色の長い毛がある。葉には鋸歯がなく、主脈や側脈が目立つ。花は、葉腋から15〜25p程の花茎を出し、茎の先に10〜15pの密な花を咲かせる。1花は、長さ約1cmの薄青紫色。豆果は扁平で長さ3〜7p、幅8〜15mm程で、表面に褐色の粗毛を密布する(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
 ウラナミシジミオジロシジミルリウラナミシジミウスアオオナガウラナミシジミウラギンシシミリュウキュウミスジ
《蝶の幼生期写真解説》
 
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。慶良間諸島で2005年、秋にウスアオオナガウラナミシジミがタイワンクズで発生をした。その後、2007年にはうるま市でもウスアオオナガウラナミシジミおよびルリウラナミシジミをタイワンクズで発生を確認している。

 
ウラナミシジミ終齢 うるま市 2003年12月25日 リュウキュウミスジ中齢 久高島 2007年1月3日 ルリウラナミシジミ終齢 うるま市 2007年2月22日 ウスアオオナガウラナミシジミ終齢 うるま市 2007年2月8日
       
       
《参考・引用文献》
1)ウラナミシジミ、オジロシジミ、ルリウラナミシジミ、ウスアオオナガウラナミシジミ、ウラギンシシミ、リュウキュウミスジ:比嘉正一・長嶺邦雄「改訂・沖縄県の蝶ー記録された島と食草ー」2-182(2019).
《文献覚え書き》

 食草;-.