ツゲモドキ

《学名》
 
Putranjiva matsumurae Koidz.
《科名・属名》
 トウダイグサ科 ハツバキ属。
 注.APG分類ではツゲモドキ科(PUTRANJIVACEAE)、ツゲモドキ属、学名(Putranjiva matsumurae)
《分布・生育地》
 屋久島以南の南西諸島、台湾。亜熱帯。
《特徴》
 海岸近くの林内に生育する常緑小高木。高さは10〜15メートルになる。
葉は革質で互生する。楕円形〜長楕円形で長さは6〜9センチ、先端は尖る。縁にまばらに低い鋸歯がある。雌雄異株。雄株は葉の脇からでた穂状花序に多数の白色の雄花をつける。雌株は葉の脇に1個から数個の雌花をつける。4〜5月の開花を確認している。果実は7月頃に白色に熟する(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
 ナミエシロチョウカワカミシロチョウクモガタシロチョウ

《蝶の幼生期写真解説》
 
幼虫の写真は、特記のない限り全て新田智撮影。

     
ナミエシロチョウ終齢 うるま市 2006年4月23日      
《参考・引用文献》
1)ナミエシロチョウ、カワカミシロチョウ:比嘉正一・長嶺邦雄「改訂・沖縄県の蝶ー記録された島と食草ー」2-182(2019).
《文献覚え書き》

 食草;ナミエシロチョウ、カワカミシロチョウ、クモガタシロチョウ:仁平勲「日本産蝶類幼虫食草一覧」(2004)
 ※本誌ではクモガタシロチョウの食草として他に、マテリバシラキ・テリバシラキがあるが、割愛する。