●ツルマオ●
《学名》
Gonostegia hirta
《科名・属名》
イラクサ科 ツルマオ属
《分布・生育地》
本州(静岡県、紀伊半島南部、中国地方)、屋久島〜沖縄
荒地、道路端。
《特徴》
茎長15〜100cmの多年草。
茎はまばらに分枝してつる状に地を這い、先は立ち上がって高さ30cm程度になる。
葉は対生し、披針形〜長楕円状被針形で長さ3〜15cm。先は尖り3脈がある。
花は雌雄同株で、雄花序は白黄色で上部の葉腋に球状につき、雌花序は下部の葉腋につく(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
リュウキュウムラサキ、ヤエヤマムラサキ。
《蝶の幼生期写真解説》
幼虫の写真は、特記のない限り全て新田智撮影。新田智は2010年10月24日、今帰仁村でリュウキュウムラサキ(フィリピン型)♀がツルマオに産卵する様子を撮影。産みつけられた卵から野外における幼虫追跡調査をしている。写真はその時のものだが、苗くらいの小さなものなので、植物の特徴が分かりにくい。苗の段階でツルマオと分かるのは凄いと(敦子は)思う。食草図鑑なので、もっと分かりやすい写真をそのうちアップしたい。なお、このリュウキュウムラサキ幼虫の追跡記録は以下のレポートで詳しく公表している。
【ありんくりんニューレポ】
★追跡!、野外でリュウキュウムラサキを追え(2010年10月24日〜12月15日。終了)
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