●ヒメクマヤナギ●
《学名》
Berchemia lineata.
《科名・属名》
クロウメモドキ科 クマヤナギ属。
《分布・生育地》
奄美大島以南の琉球列島、台湾・中国大陸南部・インドネシアに分布。海岸の砂浜や岩場。
《特徴》
高さは9メートル前後に達する半常緑の葡萄性低木。枝はよく分岐し、地上を這い、1〜3メートルになる。葉は互生し、葉柄は長さ2ミリで短軟毛があり、葉身は楕円形〜倒卵状楕円形で、長さ10〜20ミリの裏面は灰白色。側脈は5〜6対。花は葉腋あるいは頂生し、散形花序に1〜数個の白花をつけ、小花梗は長さ2〜3ミリ。萼片は5個で、狭三角形先の長さ2〜3ミリ。5枚の花弁は萼片より小さいので、萼が花びらのように見える。雄ずい5個で萼片より長い。核果は楕円形で、黒紫色に熟して食べられる(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
キタキチョウ。
《蝶の幼生期写真解説》
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。
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