ヒメクマヤナギ

《学名》
 
Berchemia lineata.
《科名・属名》
 クロウメモドキ科 クマヤナギ属。
《分布・生育地》
 奄美大島以南の琉球列島、台湾・中国大陸南部・インドネシアに分布。海岸の砂浜や岩場。
《特徴》
 高さは9メートル前後に達する半常緑の葡萄性低木。枝はよく分岐し、地上を這い、1〜3メートルになる。葉は互生し、葉柄は長さ2ミリで短軟毛があり、葉身は楕円形〜倒卵状楕円形で、長さ10〜20ミリの裏面は灰白色。側脈は5〜6対。花は葉腋あるいは頂生し、散形花序に1〜数個の白花をつけ、小花梗は長さ2〜3ミリ。萼片は5個で、狭三角形先の長さ2〜3ミリ。5枚の花弁は萼片より小さいので、萼が花びらのように見える。雄ずい5個で萼片より長い。核果は楕円形で、黒紫色に熟して食べられる(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
 キタキチョウ
《蝶の幼生期写真解説》
 
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。

     
キタキチョウ中齢(ヒメクマヤナギ)うるま市(津堅島) 2012年5月29日      
《参考・引用文献》
1)キタキチョウ:比嘉正一・長嶺邦雄「改訂・沖縄県の蝶ー記録された島と食草ー」2-182(2019).
《文献覚え書き》

 食草;-.