ヒメオニササガヤ

《学名》
 
Dichanthium annulatum.
《科名》
 イネ科。
《分布・生育地》
 旧熱帯原産。沖縄県に牧草として導入されたものが帰化した。
《特徴》
 小穂は2小花で構成され上方の第2小花が稔性を持つ・苞穎が護穎より発達する・花序中軸の各節には形状の異なる2小穂が対となる、等の特徴でキビ亜科ヒメアブラススキ連に含まれるイネ科植物(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
 ヒメイチモンジセセリ(未発表)
ウスイロコノマチョウ
《蝶の幼生期写真解説》
 
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。写真はヒメイチモンジセセリ若齢入眠個体。タイヌビエとヒメオニササガヤの2枚綴りで巣を作っていてヒメオニササガヤに台座していた。入眠個体なのでこれを食したかは今後の課題である。一応、台座していたに留める。

 
     
ヒメイチモンジセセリ若齢入眠 うるま市 2014年12月29日      
《参考・引用文献》
1)比嘉正一・長嶺邦雄「改訂・沖縄県の蝶ー記録された島と食草ー」2-182(2019).
 ※本誌には記録なし.
《文献覚え書き》

 食草;ヒメイチモンジセセリ(未発表).
 食草;ウスイロコノマチョウ(ヒメオニササガヤ)文献からの追加まとめ 比嘉正一「「改正・沖縄県の蝶-記録された島と食草-」の追加」琉球の昆虫46(2022).