ヒメノアズキ

《学名》
 
Rhynchosia minima
《科名・属名》
 マメ科 タンキリマメ属
《分布・生育地》
 九州(徳之島以南)〜沖縄
 道端、畑、原野。
《特徴》
 つる性の1年草。
 茎は細くつる状で、全体に毛がない。
 葉は3小葉からなり、小葉は倒卵状三角形で、長さ幅とも1.5〜2.5cm。先は鈍頭で、裏面には腺点が多い。
 花は葉腋に総状につき、黄色で長さ約1cm。
 豆果はやや膨らんで湾曲し、長さ約1.2cm、幅約3mm(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
 ヒメシルビアシジミタイワンヒメシジミ
《蝶の幼生期写真解説》
 
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。与那国島で2003年、秋に初記録されたタイワンヒメシジミについてヒメノアズキで発生を確認できた。同時期にヒメシルビアシジミもこのヒメノアズキを食草としているのを確認できた。

 
 
ヒメシルビアシジミ終齢 与那国島 2003年10月7日 タイワンヒメシジミ中齢 与那国島 2003年10月7日 タイワンヒメシジミ蛹 与那国島 2003年10月6日  
《参考・引用文献》
1)ヒメシルビアシジミ、タイワンヒメシジミ:比嘉正一・長嶺邦雄「改訂・沖縄県の蝶ー記録された島と食草ー」2-182(2019).
《文献覚え書き》

 食草;-.