《学名》 Satakentia liukiuensis. 《科名・属名》 ヤシ科 ヤエヤマヤシ属。 《分布・生育地》 八重山諸島の固有種。 《特徴》 ヤエヤマヤシ属の常緑高木で一属一種を構成。石垣島と西表島の八重山諸島にだけ自生するヤシで、大きいものは25m以上になる。葉は羽状複葉で100対近くの小葉から成り、葉長は5mにおよぶ。雌雄同株で1m程の穂状花序の上部に雄花を、下部に雌花を付ける。春〜初夏に黄色い花を咲かせます。学名の「Satakentia」は人名の「佐竹」氏、「liukiuensis」は「琉球の」という意味。環境庁のレッドブックに記載され、稀少絶滅危惧種の木とされる(ネット参考)。 《食草としている沖縄の蝶類》 クロボシセセリ、ルリモンジャノメ。 《蝶の幼生期写真解説》 幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。