リュウキュウガシワ

《学名》
 
Cynanchum liukiuense
《科名・属名》
 ガガイモ科 イケマ属
《分布・生育地》
 沖縄(伊良部島以南)。低地に繁茂する蔓性の多年生草本。生育がよいと、大群落を形成するときがある。
《特徴》
 茎長数メートルになるつる草で多年草。
 茎は無毛で、やや粉白色を帯びる。
 葉は対生し、卵形〜卵状楕円形で、長さ5〜9センチ、幅2.5〜6センチ。やや厚く、先は短く尖り全縁、基部はやや心形。葉柄は1〜2センチ。基部に1対の葉状托葉がある。
 花は葉腋から出た2センチ程度の柄の先に、総状花序となる。花冠は5深裂し、帯黄紫色で径約7ミリ、副花冠は蕊柱より長く黄色。
 果実(袋果)は披針状長楕円形で、長さ約7センチ、幅約2センチ。
《食草としている沖縄の蝶類》
 アサギマダラスジグロカバマダラカバマダラヒメアサギマダラ(代用食として、蝶研フィールド59)。
《蝶の幼生期写真解説》
 
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。

 
スジグロカバマダラ終齢 波照間島 2004年5月28日 カバマダラ中齢と終齢 うるま市 2011年7月30日 アサギマダラ卵 与那国島 2019年11月12日