リュウキュウウマノスズクサ

《学名》
 
Aristolochia liukiuensis
《科名・属名》
 ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ属。
《分布・生育地》
 奄美大島以南〜南西諸島、台湾
 沖縄の各島々に普通に生えている蔓性の植物。
《特徴》
 木本で蔓性の多年生植物。
 葉は円心形か3角状心形で、長さ8〜15cm。葉の裏は毛があり、脈は著しく隆起する。
 花は帯黄緑色で、萼の舷部(ラッパの先)は、全体紫褐色か紫褐色の縦縞がある(ネット参考)。
《食草としている沖縄の蝶類》
 ジャコウアゲハベニモンアゲハキシタアゲハ
《蝶の幼生期写真解説》
 
幼虫の写真は、特記がないかぎり全て新田智撮影。ジャコウアゲハとベニモンアゲハは同じ食草を食べているが、沖縄本島においては発生時期に微妙な差があるように思う。

 
ジャコウアゲハ 名護市 2013年6月3日 ベニモンアゲハ 瀬底島 2010年12月10日(新田敦子) キシタアゲハ終齢 波照間島産 1996年5月6日(小路嘉明飼育)  
《参考・引用文献》
1)ジャコウアゲハ、ベニモンアゲハ、キシタアゲハ;比嘉正一・長嶺邦雄「改訂・沖縄県の蝶ー記録された島と食草ー」2-182(2019).
《文献覚え書き》

 食草:-.